ラッタナの株上達日記

幅広く株取引の上達を目指します!日本株、アメリカ株の両方に投資しています。

アメリカ長期金利が上昇?

基本的に、為替と保有株の値動きにしか意識が向いていなかった私。せっかくブログを始めたので、そのほかの気になる指標を確認していきたいと思います。

 

今日の日経新聞記事に、『米国株、反落しダウ193ドル安 長期金利上昇が重荷』とありました。 長期金利の上昇は、経済が良好な状況で起こる筈ですが、金利が高くなることは消費者側からするとあまり歓迎できることではありませんね。積極的にローンを組んで住宅を購入したり、新規事業への投資を進めにくくなります。そのため経済活動が鈍くなると予想され、先回りして株が売られたようですね。特にホームデポの決算により下げたというのが、住宅の購入需要の落ち込みを示しているように感じられてしまいますね。

 

アメリカ短期金利

短期金利は、1年未満の金融商品や、主に政策金利のことです。政策金利は、FFレート(Federal Fund rateの略)とも示されます。このアメリカの短期金利は、中央銀行にあたるFedFederal Reserve System)によって決められています。市場の状況をみながらFRBの議会で決定され、人為的に操作されています。よく耳にする、タカ派金利上昇にアグレッシブな考え方の人、またハト派は消極的な人を指す言葉です。

アメリカ長期金利

アメリカの長期金利とは1年以上の金融商品のことで、主に10年物の国債利回りのことです。短期金利と違い直接的に操作することができないので、マーケットの思惑によって債券価格が変動します。基本的にはアメリカ長期金利の上昇は良い経済状況を示しています。新興国の債券などで、デフォルトの可能性のある場合も債券金利が上昇する場合もあります。償還日が10年以上先の債券は超長期国債といわれます。

 

 

現在長期金利が上昇して、債券の価値は下落していますね。どのあたりが買いどころなのかわかりませんが、AGG やBNDなどのETFの価格は下げ、配当は上昇している状況です。実際3%近いの配当は魅力的だと思いますが、為替も上昇しているので、(現在1ドル110円を突破)円からこれらのETFを迷うところです。

 

長期金利短期金利の差

以前バフェット太郎さんの記事で、長期金利短期金利が逆転して差し引きプラスになると、リセッションに入ると知りました。バフェット太郎氏は、米国10年債と米国2年債を比較して、2020年秋ごろリセッション入りと予測されていました。氏記事の執筆が4月16日、当時の利回り格差が0.46でした。くしくも、一か月後にあたる5月16日現在、(10年債利回り 3.09 2年債利回り 2.577)利回り格差は0.51です。今回の長期金利上昇によりリセッション入りは少しでも先送りされたととらえていいのでしょうか?

今後も長短金利差に注目していきたいです。

今日の気になる指標

2018/05/16

10年債利回り 3.09

2年債利回り   2.55

利回り格差  0.51

政策金利   1.75